【ちょっといい話】人に教えるとは？師匠からいただいた忘れられない言葉♡

これは私のちょっとお恥ずかしい話。

先日、
高校生と大学生の子2人に
「一人芝居を教えてほしい」
と言われた。

教えてほしい、
というか、
「私もできます！」
という意気込みに
近かったかも
しれないけれど。

正直、
一人芝居なんて
周りにやってる人が
いなかったのと、
自分もやり方を
教えてもらったわけでは
なかったので、
ちょっとびっくりしたけど、
若い子達から
そういう風に言ってもらえて、
なんかとっても嬉しかった。

自分がやってきた
経験、スキルを
自分がパフォーマンス
できることと
人ができるように
教える、伝える
ことは当たり前だけど
全くちがう。

でも、
私は自分がパフォーマンスする
のと同じくらい、
人に教えるのが好き
だとこの数年で
改めて気付かされた。

それはある師匠の
おかげ。

今でこそ、
インタビュー力も、
司会力も、
これまで
私がやってきたスキルは
マンツーマンで本気の方に
惜しみなく
伝授させていただいている。

けど。

でも実は、
最初は、
ぜったいに嫌だった。

自分がこれまで努力して
やってきたことを
人に伝えちゃったら、
「自分に仕事が
こなくなるんじゃないか」
って。

自分に
「何もなくなっちゃうん
じゃないか」って。

そんなちっぽけな
みみっちい自分がいた。

でも結果としては、
自分の仕事も喜びも
より豊かに、
より幸せが倍増した。

それは、
ある尊敬する方から
言われた言葉がきっかけ
だった。

▼師匠
「あかいさんは
いろんなスキルを
持ってるから、
どんどんいろんな人に
伝えるといいよ」

▼わたし
「えーー！
そしたら私はどうなるん
ですか（涙）
私のスキルを教えたら
私はどうなっちゃうん
ですかああーー（涙）」

▼師匠
「全部、手放した方がいい。
ぜったいにその方が
あなたの世界が広がりますよ」

▼わたし
「えーーー（涙）」

▼師匠

「あのね。
全てを人に教えて手放しても、
必ずあなたの中に
残るものがある。
それこそが
あなただけのものです。」

それを教えてくださった
師匠は、世界各地で
美容院の経営を
しつつ、他の美容院にまで
自社の成功事例を教えて
あげてる方だった。

私は自分の小ささに
本当に恥ずかしくなった
のと同時に、

「全てを手放しても
自分に残る何か」

を知りたくなって、
スキルを全公開することに
した。

結果的に、
今は本当に生徒さんに
教えさせていただけることが
本当に幸せだし、
自分にはない、
その人らしい
インタビューや
司会者としての魅力を
具体的にお伝えして
お仕事で活躍して
くださる方が
続出してきている。

誰かが言っていたっけ。

「人に教えるとは、
自分を超えていく人を
育てていくこと」

と。

一人芝居に関しては
教える視点にいなかったので
これから方法を
考えてみるけど、
人に教えるとは
自分が本当に磨かれることだ。

自分の持っているものを
どんどん全て手放していこう！

そして必要な人に
惜しみなく
お福分けしていこう！

昨日までの自分に
執着せずに
常に新しい自分で。

あの子達が
私をゼロに戻してくれた
のかもしれない。

生徒さんは、
最大の私の先生だ。

P.S.
ふうちゃんさんのイラスト、
素敵で使わせていただいています。
可愛くて、ふんわり、好きです♡
（Photo by pasteltime）

一人芝居女優　あかいゆかり